娘を誇らしげに思った瞬間

  • 2018.8.29
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今回は娘、高校3年生の話を少し。

ある夜のこと、娘はバイトで17時から21時までの勤務でした。

もう、そろそろ帰宅するであろう時間に、母親の携帯に娘から電話が掛かってきました。

どうしたの?おじさんが道に倒れている、車に引かれたかも?と言うではありませんか。

声を掛けた方がいいかな?救急車呼んだ方がいいかな?

ここから、私と娘の会話をお聞きください。私が電話を替わり、血が出ているか?

10mぐらい離れているからわからん。見てこようか?ちょっと待て!そこから、見て

そのおじさんは動いているか?動いてないよ。どうしょう?と、かなり動揺する娘。

場所を確認して、とにかく近づかないでそこにいろ、今から自転車で行くから。

その前に、そのおじさんは歩き?自転車?たぶん自転車だと思う。横に自転車があるから。

自転車は見えるか?見えるよ。その自転車は潰された感じがあるか?立ってるよ。

立ってる!?車に引かれて自転車が立っている事はあり得ない。そこで「ピン」ときました。

そのおじさんは車になんか引かれていない、ただの酔っ払いだと・・・。万一と言うことも

あるので、現場に向かいました。私が付いた時には、そのおじさんは道に座っていました。

あっけない幕切れでしたが、見て見ぬふりをする世の中で、少し娘を誇らしげに思いました。

ちゃんと成長しているなあ~。良し良しと。

        梅谷

レターフォーユー