“ 護衛艦 いずも ”

  • 2018.6.22
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6月2日・3日の週末に母を囲んでの家族旅行に横浜に行ってきました。母の実

家が横浜で、今も横浜在住ですが、長距離は負担になるので近場で家族が集合

し、母を囲んで週末を過ごしました。

 

6月1日・2日は横浜開港記念日だそうで、偶然にも同じ日程で横浜に行ったの

ですが、護衛艦「いずも」が大桟橋に停泊し、艦内の一般公開のイベントをやって

ました。

 

護衛艦「いずも」は外見が空母です。甲板が平で真ん中の端っこに司令塔が立っ

てます。空母は飛行機を積みますが、「いずも」は偵察用と運搬用のヘリコプター

を搭載します。ご承知のように、憲法で専守防衛でしか軍備が出来ないため、空母

ではなく、護衛艦の範疇にされてます。しかし、噂では、近い将来、ジェット戦闘機

を搭載できるようにするらしいです。

 

護衛艦「いずも」は全長250m 全幅38m。速度は30ノット(約時速55km)。乗

組員450人。ヘリコプター9機の搭載が可能。

 

海上自衛隊に関しては、長崎港、佐世保港で駆逐艦らしき軍艦が停泊している

のを見たことがあります。鹿児島の錦江湾では潜水艦が浮上して走っているのを見

たことがあります。海の上では海上自衛隊はグレー、海上保安庁は白が基本です。

ホテルから大桟橋をみると、空母らしき船影が見え、船体がグレーなのであまり大き

いイメージがありませんでした。しかし、近寄るとどでかかったです。

 

「ここから80分」の最後尾に並びました。並びが進むとだんだん「いずも」に近づ

いていきます。船首に「183」の識別NOが大書され、グレーの色が重厚感に満ち

て、威圧感があります。真ん中あたりが大きく開いて、乗降が出来るようになってます。

一歩中に入ると、大きな空間です。格納庫です。当日はヘリコプターが1機、端っこ

においてありました。実際にはそこに9機のヘリコプターは格納されるのです。列に

ついて進むとロープで仕切られたところで止まり、暫くするとブザーの音がして、天

井から10m四方のエレベーターが降りてきました。「オッー」という歓声が上がります。

天井が四角く開き、空が見えます。エレベーターには百人近い人が乗って降りてき

ました。交代で我々が乗ります。ブザーが鳴って上昇。とても静かで、滑らかに上が

って行きます。数秒で甲板が見え、甲板に到着。甲板には沢山の人がいて、思い

思いに動き回ってます。甲板は何もない、だだっ広いだけです。驚いたのは甲板の

表面は完全に滑り止め処理がされていることです。スニーカーで歩いているとつん

のめりそうになります。攻撃に対する装備は機関砲が2基と防空ミサイルが2基の4

つしかありません。ちょと軽備な感じです。因みにアメリカの空母は400mあるらしい

です。見てみたいもんです。

 

翌日3日の10:00出港とのことで、家族で湾内一周の遊覧船にのり、「いずも」と

並走し、見送りました。滅多に見られないもを見、乗り、貴重な体験でした。

 

奥平泰昌

レターフォーユー