私の誕生会を自宅した話です。

嫁が「もうすぐ、あんたの誕生日だけど、何が食べたい？」と聞かれ、

食べたい物を伝えました。
毎年、私が食べたい物で、家族でお店に行き食事をします。

嫁、「お店、予約しようと思ったら、コロナでお店やってない。今年は外食難しそうだね。」
それでどうするの？と嫁に確認はできませんでした。

数日後、日曜日の予定を聞かれ、昼は家にいる様に言われました。
どんな手料理を作ってくれるのか“ワクワク”して、日曜日を待ちました。

日曜日当日、１１時になっても嫁は料理をつくる様子もなく、ソファーでくつろいでいます。
１２時になったので、勇気をだして嫁に「今日のお昼は家で誕生会だよね」。
「そうだよ、もうそろそろ来ると思う」
もうそろそろ来る？意味がわかりませんでした。

嫁、「何か家がわからなくて迷っているみたい」
詳しく聞くと、Uber Eatsで宅配を頼んだようです。
嫁、「ちょっと迷っているみたいだから、外に行って見てきて！」
外へ行くと、迷っている　Uber　Eatsをみつけました。
そして、「ハンバーグ弁当、３個ですね」と言われて受け取りました。
えーーー、ハンバーグ弁当。

それから、家族３人でハンバーグ弁当（某ファミリーレストランの）を食べました。
“すっぴん”の嫁を前にして俯きながら、お酒は無し。

こんな日が来るとは・・・。
コロナが１日でも早く終息して、以前のようにお店で食事ができること願い、
「御馳走様でした！」お弁当に蓋をしました。

５５才の誕生日会でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山村祐司