私は「ご苦労さま」派!(相変わらずの言葉に対するこだわりです)

  • 2020.5.20
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みなさんは、人の働きを感謝したり、ねぎらったりする時に、
「ご苦労さま」か「お疲れさま」か、どちらを使いますか?

 

私はもちろん、「ご苦労さん(ご苦労さま)」派です。

 

記録力には自信があっても、記憶力には自信がない私です。

そんな私の拙い記憶では、昔は、いろんな場面で「ご苦労さん!」「ご苦労さま」と
聞こえていた気がします。

 

しかし、いつの頃からか、「ご苦労さま」は聞かなくなり、
「お疲れさま」ばかりを聞くようになったと思います。

 

実は、こないだも、総務センターで、泉くんが給料の明細書を手渡す時に、
一人ひとりに「お疲れさまでした」と言っているのを聞いて、
違和感を持ったのがこのレターを書くきっかけになりました。

 

ちょっと調べてみたら、
「若い人たちは、ご苦労さまは上から目線の言葉に感じて、使わない」という
日本文学者のロバート・キャンベルさんの言葉がありました。

 

私の部屋に小学館の「日本語大辞典」があったので、
見たら、「ご苦労さま」は42行も用例があり、
「お疲れさま」には11行だけしかありませんでした。

「数えたのか!?」と声が聞こえそうですね~~~(笑い)

 

人の骨折りに感謝する言葉としては、「ご苦労さま」の方が、
歴史が古くて長く、決して上から目線でないことは確かです。

 

とにかく、最近はメールの文章の始まりにも「お疲れさまです」
会議や打ち合わせの始めの一言にも「お疲れさまです」

なんでもかんでも「お疲れさま」が使われることが気に入らない、
こだわりすぎる私の独り言でした。

 

近藤 峰生

 

レターフォーユー