遺言

  • 2019.8.21
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今回はα派が脳から出っぱなしと言われている、

我が家の長男のお話をしたいと思います。

(α派・・・リラックスすると脳から出るらしいです。)

 

我が息子は、「焦る」「慌てる」という言葉を知らないじゃないかしら?と思うくらい

超マイペースの、のんびり屋さん(めんどくさがり屋さん)です。

この息子、何が困るって、朝がものすごく弱いんです・・・

毎朝6時に起こすのですが、

1階から「起きなさーーーーーい」と何度叫んでも、起きず・・・

2階へ上がって行って、「起きなさいっ」と怒鳴ると、

「え~?なんで起きなきゃーいかんの?」と言われます。

はぁー?(怒)あんた学校行かんのかいというと、

「あーそういうこと?行かなきゃいかんのだねー、そうかそうか…うんうん…」と。

それでもまだベットから出ようとしないので、母はイライラMAXに・・・

ここで最終兵器!

チョコビ爆弾(トイプードル、オス、11歳)を顔の上に投下いたします。

この爆弾を投下すると、ベッドにお漏らしをされるリスクを伴いますが、

苦渋の選択です。

すると、チョコビはお兄ちゃん大好きっ子なので、息子は顔を窒息しそうなほどなめまくられ、

散々襲われて、力尽きたころにやっと起きます。

ごはんを寝ながら食べ、もう一度ベッドに入るか葛藤しながら学校の準備をし、

私が娘とのバトルを繰り広げながら、自分の準備に取り掛かっているころに、

2階から降りてきて、弁当と水筒を学校のリュックにしまい、

さあ家を出るぞという時に、

毎日ルーティーンのように、決まって私に聞いてくる事があります。

それは、

ねー、なんか文句ある?と・・・

“えー、ありますとも”

100以上今すぐ言えと言われても全然平気なくらい言えるわ!

言ってもいいんですかーっ?と聞いてやりたいのですが、

ここが脳内お花畑のうちの息子のすごいところで・・・

本人はねーなんかぼくに今日伝えておく用事とかある?と、

聞いているのだそうです。

最初言われたときは、喧嘩売られてるんだと思いました。

しかし・・・

つい先日、中学1年生のころから、ずっと言われ続けたこの「なにか文句ある?」が、

グレードアップいたしました。ついに進化を遂げたのです。

ある日こう言われたのです。

「ねーお母さん。何か言い残す事ある?」と。

!?

ついに私は『遺言』を

残さないといけなくなったみたいです。

「母、ついに死なんといかんのかい!」と噴き出してしまい、

「あっ!間違えた間違えた。」と慌てて訂正していましたが、

もう腹筋が痛くなるほど笑いました。

ほんとーにとぼけた息子で、脳の波長がおかしなことになっている為か、

私が怒って説教していても、息子のペースに巻き込まれ、

いつも戦意喪失してしまうので、ある意味得?な性格なのだと思います。

〔娘とは毎朝、壮絶なバトルになりますので…(笑)〕

 

この息子、今年は大学受験・勝負の年なので、

我が家はどこへも行くことなく、寂しくお盆休みは過ぎていきましたが、

こんなにとぼけた息子で、「無事に大学に合格できるのか?」よりも、

『無事に大学入試の申込みができるのか?』

の方が心配になって来ました。

 

来年の3月までは、胃が痛い日々が続く母でした。

さて、次回は私の子育ての原点となった、姪のお話ができればと思います。

 

内村 みゆき

 

 

 

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