『ギブス』

  • 2016.6.6
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 子供は高校1年生になりサッカー部に入りました。
先日、他校との試合に出た日、腕を”はらして”帰ってきました。
翌日病院に行き診断の結果、骨折をしておりギブスとなりました。
それからギブスをした生活が始まり、
右腕が使えないことで家では色々な出来事が有ります。
年頃の子供は髪の毛が気になるようで頭は洗いたいのですが
でも、自分では洗えないので嫁に洗ってもらうしか有りませんが
子供としては風呂に嫁が入って来るのは抵抗が有るみたいで
「洗ってあげる」 「自分でやる!!」のやり取りが何回も有ったそうですが
結局、自分でビニール袋を巻いて風呂に入り頭を洗っております。

それからある日、ギブスに落書きされて帰って来ました。
何か今はギブスに落書きをするそうです、励まし、労い、名前など。
その中に嫁と私の名前が書いて有りました。
友達に書かれたそうですが、友達がどうして書いたかは聞き出せませんでしたが
女性の名前が横に並んで書いて有りことは数十年にあったような
懐かしい思いになりました。

色々と難しい年ごろになりました。
子供の怪我で家族の大切さと懐かしい思いになれました。
山村祐司

レターフォーユー