“上を向いて歩こう!”

  • 2016.5.10
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 今回もテレビの話しです。

いつも観ないのに、偶然寝る前に点いていたテレビのニュース番組での話です。

ご存知の方も多いと思いますが、長野県阿智村の話です。

阿智村と言っても思いつかないと思います。「昼神温泉」「ヘブンスその原スキー場」なら
ご存知の方も多いと思います。

阿智村もご他聞に漏れず、過疎化が進んでいます。「昼神温泉」もお客さんが年毎に減って
いるようです。温泉旅館でお客さんがゼロの日もあるようです。

その阿智村に観光客が年々倍増で増えるイベントが出来たようです。知る人は知っていること
なのでしょうが、阿智村は星が綺麗なところで有名らしいです。このレターでも「スーパーム
ーン」や「流星群」「海からの景色」を書いている自分としては、よく通る中央高速の“園原
IC”のそばに星で有名な場所があるとは知りませんでした。

今、阿智村は“スタービレッジ阿智村”で売り出しをしています。私もいったことのある「ヘ
ブンスその原スキー場」が星空が見られるスポットなのです。その原スキー場は中央高速のI
Cからすぐのところにゴンドラ乗り場があり、15分のゴンドラでスキー場です。多分、名古屋
から一番近いスキー場ではないかと思います。恵那山トンネルを抜けるとすぐにICです。
そのスキー場のゴンドラに乗って頂上で星空が観察できるのです。

“スタービレッジ阿智村”については、HPを見てください。毎年倍増するイベントになる
までの苦労話が、ニュースの内容でした。阿智村の人にとって「星」が綺麗に見えるのは当
たり前のことで、「星」が綺麗に見えるだけで、観光客が呼べるなんてほとんどの人が想像
が出来ず、役所の人が一生懸命になっても、ほとんどの旅館の人達が見向きをしなかったよ
うです。

“スタービレッジ”を企画した一人にゴンドラ会社の社長がいます。その人が言っていたの
が、「上を向いて歩こう!」です。今の人は歩く時もスマホを手に、下を向いて歩いている。
確かに皆とは言いませんが、地下鉄に乗っても、自転車を漕いでいる時も、自動車を運転し
ている時も、手にはスマホです。幸い私はガラ携だし、ゲームもラインも出来ないので、携
帯を片手に歩くこともしません。そう言えば坂本九の歌に“見上げてごらん夜の星を!”も
ありましたネー

ゴールデンウィークは2年に一度の沖縄から蒲郡のヨットレースがあり、参加しました。
4泊5日の長丁場でした。お天気には恵まれ毎晩満点の星でした。29日、沖縄本島が見え
なくなる最初の晩、「北斗七星」は西の空の低いところにありました。目線のチョット上です。
4日目の晩、和歌山県の潮岬沖では、ほぼ真上に見えました。旅してきた感が一杯でした。

日本には四季があり、季節ごとに花が咲く、素晴らしい国です。町内の季節ごとの花について
以前に書きましたが、又、新しい発見がありました。「菖蒲」の花壇を見つけたのです。今が
丁度時期です。道路際のほんの3mくらいですが、紫色の菖蒲が咲き誇ってるの見つけて、
とても感激でした。まだまだ梅森台も奥が深いです。

携帯で下を見るのではなく、花を捜してきょろきょろしてみると、新しい発見があるかもしれ
ません。

“スタービレッジ阿智村”には今年必ず行こうと思ってます。

奥平泰昌

レターフォーユー