『 三法印(さんぼういん) 』
最近「諸行無常」という言葉の意味について
調べていたところ、『三法印』という言葉の中の一つであるらしい。
『三法印(さんぼういん)』という字句を知らなかったし
意味も知らなかった。
『三法印』とは仏教の根本説を表す字句で
「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」の
総称とあった。
「諸行無常(しょぎょうむじょう)」
*あらゆる事物は絶えず変化し続け、決して永遠の
ものではないことを言う。
「諸法無我(しょほうむが)」
*すべての存在には主体と呼べる〔我(が)〕がないことを言う。
つまりすべての存在は〔無〕である。
「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」
*悟り(さとり)が絶対の静けさである考え方を言う。
「諸行無常」は何となくわかるが、後はよくわからない。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかた(泡)は、かつ消えかつ結びて
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」
最近これを読んだ人の気持ちが、何となくわかる。
水野桂一