前回の投稿に続きになりますが、新型コロナウイルス感染後の10日間のホテル療養を
お話させて頂きます。
嫁から自宅療養を拒否されたことと、家族への感染を防ぐ為、私はホテルでの選択いたしました。
ホテルまでは感染者専用に改造された車で移動。
ホテルに到着し裏口から入り、宿泊療養について一通りの説明を受け早々に部屋に移動させられました。
ホテルでの療養生活なら不便はあっても、少なくとも健康管理はしてもらえる、そう思っていましたが、実態は自宅療養と変わらないと思えるほどの不安でした。
体温計、パルスオキシメーター(血中の酸素飽和度や脈拍計測器)を渡され、
1日4回計測して、その結果をスマホに登録したアプリに入力する10日間の生活です。
先の見えない軟禁生活の中で、自分を保つ方法を工夫するしかない生活。
ホテルの部屋から見える風景。窓が少し開くだけでも救いでした。
差し入れも認められておらず、必要であれば宅急便。
私は幸いにも、咳は出ましたが、味覚異常、胸苦しさはなかったので、楽しみは、
3食の食事。
部屋の扉の前に食事が届けられ、館内放送があり、それを引取、各自の部屋で食べます。
朝はパン、昼と夜とお弁当。
冷たい弁当は、つらくなってきくるなと思っていましたが、お湯をいれて作るスープもあり、温かいものがあるだけで気持ちが違いました。
お弁当は、有名なお弁当屋さんのもので、いつも楽しみでした。
なかでも、大好物の「うなぎ」が出た時は、ご飯のお替りが欲しかったです。
長い長い10間の療養生活が終わり自宅に戻り夕食時に、「プシュ」ビールを一気飲み、
生き返りました。無事に帰還した自分に乾杯をいたしました。
コロナ第8波とニュースでやっていますが、もうコロナはこりごりです。
山 村 祐 司