日本列島は、小さな四つの島が海の上に浮いている国。
一年に何度も、台風がやって来るし、大雨(最近は豪雨)に見舞われる国。
その上、突然の地震、まれに大地震が、またそれに伴う津波が襲いかかってくる国。
日本中のあちこちの山々が、なんと噴火をして、
まるで、四つの火山の火口が海から顔を出しているような国。
外国人から見たら「オーマイゴッド!」と思わず叫びたくなるような国。
その上、資源は何もない。
しかし、日本には頭脳という資源があった。
そんな日本が世界の国々と伍していくためには、頭脳しかない!
江戸時代の寺子屋(もちろんその前からいろんな学ぶ場があった)で、庶民までが、
自分から進んで学ぶという姿勢。
そのため、幕末の頃の日本人の識字率は75%くらいだったとのこと。
ところが、なんとイギリスでは、同時期に25%くらいだった、という説もある。
つまり、日本人は学ぶことに対して、非常に貪欲だった。
日本は、今までその流れで、断トツの優秀さでやってきた。
GDPはついこないだまで、世界で2位!
ところが、最近は「小学生から英語を教える」ことになった。
それは、英語を身に着け、国際人にならないと世界の各国と経済で勝てないから、という。
とんでもない!
問題は英語ではない!
問題は知識と教養だ!
「ゆとり教育」で懲りたはずの面々がまた過ちを犯そうとしている!
そんなことよりも、国語を徹底的に学ばせて、
自分の頭でしっかり考える土壌を作ることが大事だと思う。
先ずは、親が本を読み、そして子どもが本を読む環境を作ることから!
近藤 峰生