私のレターフォーユーの新しい題材!(シリーズ化できるか?)

  • 2021.3.17
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レターフォーユーを始めてから、「私の~~~シリーズ」でがんばって来ました。

今回は、インターネットで「輝け!お寺の掲示板大賞2020」の受賞作品をみて、

「ハッ!!」と気づかされたので、皆さんにもご紹介したいと思います。

評判が良かったら、新しくシリーズ化を狙います!(笑い)

 

 

どこの(全部じゃないかも知れませんが)お寺でも、

入り口あたりに「掲示板」があることはご存じでしょうか?

私も、こんなイベントがあることを知ってから、今は亡きお袋さんが住んでいたマンションに、

我家からお散歩がてら歩いて、訪ねて行く時に、

ボーーーッと通り過ぎていたお寺の入り口にも「掲示板」があったことを思いだしました。

 

 

まず今回、第1弾として

「コロナよりも怖いのは人間だった」 明導寺 (浄土真宗大谷派・熊本県球磨郡)

 

昨年の2月頃、コロナの影響で日本中が品薄状態のマスクを求めて、

殺気だった雰囲気があった頃、

ドラックストアの定員さんがツイッターでつぶやいた一言でした。

 

非常時には、普段隠されている人間の醜い内面が外に強く現れます。

気持ちの余裕がなく、他人を思いやる気持ちがなくなり、

その人間の本性が出てしまったものだと思われます。

しかし、他人の愚かさを見つめるのは簡単ですが、自身の愚かさを見つめることは困難です。

できるだけ自身の愚かさを覆い隠して、賢いふりをしています。

 

お寺の掲示板にこの言葉を掲示された理由は、

やはり仏教の教えと通じていたからだと思います。

親鸞(しんらん)聖人は「愚禿鈔(ぐとくしょう)」の中で

「愚禿が心は、内は愚にして外は賢なり」と説いてます。

「愚禿と名乗る私の心の内面は愚かでありながら、

外見は賢く振る舞って生きている」という意味です。

 

仏法に照らして、

「コロナよりも怖いのは「自分」だった」と気づくことが大切だといえるでしょう。

 

人間生活70年!まだまだ修行が足らない私は、非常に「コロナが怖い!!」

 

 

近藤 峰生

レターフォーユー