レターフォーユーを始めてから、「私の~~~シリーズ」でがんばって来ました。
今回は、インターネットで「輝け!お寺の掲示板大賞2020」の受賞作品をみて、
「ハッ!!」と気づかされたので、皆さんにもご紹介したいと思います。
評判が良かったら、新しくシリーズ化を狙います!(笑い)
どこの(全部じゃないかも知れませんが)お寺でも、
入り口あたりに「掲示板」があることはご存じでしょうか?
私も、こんなイベントがあることを知ってから、今は亡きお袋さんが住んでいたマンションに、
我家からお散歩がてら歩いて、訪ねて行く時に、
ボーーーッと通り過ぎていたお寺の入り口にも「掲示板」があったことを思いだしました。
まず今回、第1弾として
「コロナよりも怖いのは人間だった」 明導寺 (浄土真宗大谷派・熊本県球磨郡)
昨年の2月頃、コロナの影響で日本中が品薄状態のマスクを求めて、
殺気だった雰囲気があった頃、
ドラックストアの定員さんがツイッターでつぶやいた一言でした。
非常時には、普段隠されている人間の醜い内面が外に強く現れます。
気持ちの余裕がなく、他人を思いやる気持ちがなくなり、
その人間の本性が出てしまったものだと思われます。
しかし、他人の愚かさを見つめるのは簡単ですが、自身の愚かさを見つめることは困難です。
できるだけ自身の愚かさを覆い隠して、賢いふりをしています。
お寺の掲示板にこの言葉を掲示された理由は、
やはり仏教の教えと通じていたからだと思います。
親鸞(しんらん)聖人は「愚禿鈔(ぐとくしょう)」の中で
「愚禿が心は、内は愚にして外は賢なり」と説いてます。
「愚禿と名乗る私の心の内面は愚かでありながら、
外見は賢く振る舞って生きている」という意味です。
仏法に照らして、
「コロナよりも怖いのは「自分」だった」と気づくことが大切だといえるでしょう。
人間生活70年!まだまだ修行が足らない私は、非常に「コロナが怖い!!」
近藤 峰生