私の白内障闘病日記

  • 2019.9.3
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

数年前から、緑内障の治療を受けていました。
毎日朝、昼、夜の目薬の投薬と定期的に眼科での診察でした。

去年から、「なんだか目ヤニでもあるようで、見にくいなあ」と思っていたら、
今年の2月ぐらいからドンドンエスカレートして、
高速道路の標識、日報、日誌、そしてテレビも、
みんな白い膜が張ったように見難くなって、テニスのボールを見る事にも支障が出てきました。
かかりつけの眼科医に何回も症状を訴えましたが、いつも「様子を観ましょう」と言われていました。
しかし、あまりに日常生活に支障が出て来たので、
眼科を変えたところ「両目とも白内障です。直ぐに手術をしましょう」と提案されました。

一瞬躊躇しましたが、7月22日に手術を受けることに即決しました。

それから、手術する日までにどんどん見えづらい症状も進んで、
「手術をすることに決めてよかったなあ」と思う反面、手術日が近づくにつれだんだん不安や恐怖も増してきました。

「もし……手術が失敗して失明したら?」
とか

「麻酔していても痛いんじゃないか?」
など、ネガティブなことばかり考えてしまっていました。

そして迎えた手術当日!
手術仲間は、僕よりもご年配の男女20人ほど~~
午前中に最終検査を終え、午後にまずは右目の手術!!
時間経過とともに緊張はMAX!!
この私が、看護師さんに「おやじギャグ」が言える余裕はありませんでした。

手術室の入口で、念入りにエアシャワーを浴び、
移動性の手術台に乗り(他にも数台あって、みんな乗っている!)、
ゴトゴトと動かされて天井にライトがいくつもある下で、ガチャンと止まって、
「さあ、始めますね」の声をかけられ、
右目のところだけ開いている接着性のマスクを貼られて、
強制的に目を開かされたままで、目薬をいろいろ点眼され、
強烈にまぶしいながらもうっすらと何かが見える状態で始まりました。

まったく痛くはありませんが、何かを吸い出す音がしたりして、ビクビクしている内に終わりました。
麻酔が効いているので、手術台から支えられながら車椅子に乗り換えて、
病室まで連れて行ってもらい、ベッドに横たわり、ウトウトしていて、
麻酔が切れるころに目が覚めましたが、まったく痛くありませんでした。

 

翌日は、左目の手術!

流石に二日目は余裕が出て、
手術台から車椅子に移るのに支えてもらった時、
看護師さんに「若い女性に腕を支えられたのは記憶にないくらい久しぶりだあ~~~、うれしいなあ~」
と一言サービスして、笑ってもらいました。

 

その翌日は退院です。
退院後の注意事項を聞き、3日間の美味しくない病院食とやっとお別れできました。

注意事項は

①術後1週間は、目に水や汗が入らないようにすること

②術後3日間は、寝ている時に無意識に目をこすらないよう眼帯をして寝る

 

私は、近視がひどく、もちろん老眼もありました。 自覚症状は「0.3」くらい見えている気がしていたのですが、
実際に検眼すると、「0.01」だった視力が、「0.05」になっていただけ!!
メガネ屋も白内障患者用に保証があり、半年の間にレンズの交換を無料で1度してくれます。
何はともあれ、母の遺言「白内障の手術は絶対にするべき」を守り、
義父(78歳)も白内障なので、手術を勧めてますが、「見えづらくても手術はしない」とかたくなに拒否!!

男は、「ビビリ」な生き物です。

追記

手術を受けてよかったと思う今日この頃です。
個人差はありますが、術後の視力は半年くらい、安定しないそうです。
しかし、なんと「老眼」はなくなっています!!!
あまりよくなっていないことには、ショックで「なんだあ」と思わずこぼしたら、
「5倍も見えるようになったじゃないですか!」と言われてしまいました。
今まで使用していたメガネの度は、すべて合わなくなっていたので、
早速メガネ屋に行き、取りあえず運転のできるメガネを作成しました。
手術後は、視界日に日にクリアになっていき、視力もよくなっている気がしていました。
(しかし近視ではある)などでした。

近藤 峰生

レターフォーユー