今回はα派が脳から出っぱなしと言われている、
我が家の長男のお話をしたいと思います。
(α派・・・リラックスすると脳から出るらしいです。)
我が息子は、「焦る」「慌てる」という言葉を知らないじゃないかしら?と思うくらい
超マイペースの、のんびり屋さん(めんどくさがり屋さん)です。
この息子、何が困るって、朝がものすごく弱いんです・・・
毎朝6時に起こすのですが、
1階から「起きなさーーーーーい」と何度叫んでも、起きず・・・
2階へ上がって行って、「起きなさいっ」と怒鳴ると、
「え~?なんで起きなきゃーいかんの?」と言われます。
「はぁー?(怒)あんた学校行かんのかい」というと、
「あーそういうこと?行かなきゃいかんのだねー、そうかそうか…うんうん…」と。
それでもまだベットから出ようとしないので、母はイライラMAXに・・・
ここで最終兵器!
チョコビ爆弾(トイプードル、オス、11歳)を顔の上に投下いたします。
この爆弾を投下すると、ベッドにお漏らしをされるリスクを伴いますが、
苦渋の選択です。
すると、チョコビはお兄ちゃん大好きっ子なので、息子は顔を窒息しそうなほどなめまくられ、
散々襲われて、力尽きたころにやっと起きます。
ごはんを寝ながら食べ、もう一度ベッドに入るか葛藤しながら学校の準備をし、
私が娘とのバトルを繰り広げながら、自分の準備に取り掛かっているころに、
2階から降りてきて、弁当と水筒を学校のリュックにしまい、
さあ家を出るぞという時に、
毎日ルーティーンのように、決まって私に聞いてくる事があります。
それは、
「ねー、なんか文句ある?」と・・・
“えー、ありますとも”
100以上今すぐ言えと言われても全然平気なくらい言えるわ!
言ってもいいんですかーっ?と聞いてやりたいのですが、
ここが脳内お花畑のうちの息子のすごいところで・・・
本人は「ねーなんかぼくに今日伝えておく用事とかある?」と、
聞いているのだそうです。
最初言われたときは、喧嘩売られてるんだと思いました。
しかし・・・
つい先日、中学1年生のころから、ずっと言われ続けたこの「なにか文句ある?」が、
グレードアップいたしました。ついに進化を遂げたのです。
ある日こう言われたのです。
「ねーお母さん。何か言い残す事ある?」と。
!?
ついに私は『遺言』を
残さないといけなくなったみたいです。
「母、ついに死なんといかんのかい!」と噴き出してしまい、
「あっ!間違えた間違えた。」と慌てて訂正していましたが、
もう腹筋が痛くなるほど笑いました。
ほんとーにとぼけた息子で、脳の波長がおかしなことになっている為か、
私が怒って説教していても、息子のペースに巻き込まれ、
いつも戦意喪失してしまうので、ある意味得?な性格なのだと思います。
〔娘とは毎朝、壮絶なバトルになりますので…(笑)〕
この息子、今年は大学受験・勝負の年なので、
我が家はどこへも行くことなく、寂しくお盆休みは過ぎていきましたが、
こんなにとぼけた息子で、「無事に大学に合格できるのか?」よりも、
『無事に大学入試の申込みができるのか?』
の方が心配になって来ました。
来年の3月までは、胃が痛い日々が続く母でした。
さて、次回は私の子育ての原点となった、姪のお話ができればと思います。
内村 みゆき