剣道バカは中学3年生

  • 2020.6.24
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緊急事態宣言が解除され、やっと学校が始まりました()

自宅待機、本当に長かったーーーー(疲)

2か月半も自宅待機生活を送ったうちの娘は、生活リズムが崩れ、

「眠れない」毎晩深夜2時近まで私のベッドの上で話し込むので、

私は睡眠不足でフラフラでした。

娘よ!母は毎日仕事に行っているんですよ()

どんなに辛くても、学校生活が始まるまでと、我慢して耐え忍んできたのですが、

やっと始まった登校日初日、

3年生のみ残されて、先生から告げられた事実は、

子供たちにとって、とても受け止められる物ではありませんでした。

「夏の大会中止のお知らせと3年生の引退について」

という手紙を持ってきた娘は、泣くのを必死にこらえていました。

8月初旬まで部活に参加は自由なのですが、夏大会が中止の為、

実質上の引退という内容のお手紙でした。

母の反対を押し切って入った剣道部。

右も左もわからない中で、左の腕をとにかく鍛えるんだと言って、

ご褒美に買ってもらったあのダンベルで、せっせと鍛え、

道場に通っている子たちに負けまいと、何があっても部活に休まず参加し、

土日は試合だの審査だので母を振り回し、

144cmのミニマムサイズの娘は、人数の少ない弱小チームではありますが、

剣道部の主将になり、女子チームの大将に選ばれました。

昨年末の春日井市の一番大きな大会には、

インフルエンザにかかってしまい出場できず、涙を飲みましたが、

それでも夏の大会では必ず勝つんだ!と、ずっと頑張っていました。

ですが活躍の場がないまま、引退となってしまうようです。

娘の気持ちを考えると、かける言葉が見つからず、

一緒に泣く事しかできませんでした。

「にわか剣道バカ」でもこんなに悲しいのです。

幼いころから出場を夢見て頑張ってきた、

「夏の甲子園」高校野球選手権大会の中止を聞いた高校球児たちと、

その保護者の方々のことを思うと、胸が痛みます。

 

緊急事態宣言が解除され、日常を取り戻しつつありますが、

感染の第2波が懸念されています。

もう少しの間、気を緩めず、一人一人が感染予防に努め、

悲しい思いをする子供たちが今年で最後になることを願っています。

内村 みゆき

 

レターフォーユー