前回の「ミーハーだけど残念な僕」に続いて、今回も残念な僕のお話です。
先日、嫁さんに誘われて歌舞伎、それも十三代目市川團十郎!(旧 十一代目市川海老蔵)
を観に、御園座に行ってきました。
人気がある團十郎公演なので、昨年はチケットを入手できなくて、
今年はやっと!念願かなってチケットを手に入れることができました。
入場して、解説のイヤフォンガイドを(わざわざ代金を払って)借りて、
万全の態勢で座席(なんとエアウィーブの座布団!)に座って、開演を待ちました。
今回の公演は、歌舞伎だけの演目だけではなく、津軽三味線の演奏もありました。
僕は、青森県弘前市で開催されている「津軽三味線世界大会」
を聞きに行くくらい津軽三味線が大好き!
今回の演奏者は、大ファンの上妻宏光さん!!本当に、本当に、楽しみにしていました。
しかし、しかし、「残念な僕!」
嫁さんの「やっぱり團十郎はいいねっ!」の呼びかけにも…
「ゴメン、なんか眠くなってほとんど覚えていないんだわ。。。」
嫁さんの「エーーーッ!」「信じられない!」の冷ややかな声が未だに耳に残っています。
あんなに楽しみにしていた津軽三味線の音色さえ、僕には子守歌に聞こえてしまったようです。
11時開演だったため、軽めにランチしてから席に着いたのが、敗因でした。
座り心地の良い座席、適度な温度、そして、そして、
歌舞伎役者たちの子守歌のようなセリフ回し~~ ウトウト君でした。
しかし、これに懲りてはいません。僕の信条は、トライ&エラーです。
この秋には、八代目尾上菊五郎 尾上菊之助と親子の
襲名披露興行が御園座で行われるらしい。
チケットが入手困難だと思いますが、ここは嫁にがんばってもらおう!!
今度こそ「残念な僕」を脱却して、
「やっぱり、菊五郎もいいねっ!」と、嫁より先に感想を言うぞ!!と心に誓う僕でした。
近藤峰生