姉のカナダ留学の続きです。
カナダ留学日程を終え、日本へ帰ってくる日がやってきました。
姉はよっぽどカナダが楽しかったらしく、たくさんお土産を買ってきました。
カナダと言えば『メイプルシロップ』をはじめ、
キーホルダーやぬいぐるみなどそれはもうたくさん…
家族が喜ぶお土産を一生懸命選んで、飛行機に乗るが乗るまで、
お土産を選んでいたそうです。
さて、帰りの飛行機への搭乗が始まりました。
次々と学生たちが飛行機へ乗っていきます。
ただし…姉を除いて…
姉の担当の教授であったS先生。自分の担当の学生が一人足りません。
「あれ?〇〇君(姉)は?」
慌てた先生は飛行機の入口まで戻るとCAさんから、
「手荷物検査で女の子が一人引っ掛かっているらしいです。
でももう大丈夫らしいので、先生はお席にお戻りください。」
と言われたそうです。
「〇〇君(姉)、生ハムでも買って、手荷物に入れたらしいから、
手荷物検査で引っ掛かっているって(笑)」
と機内で勝手に生ハムと決めつけて大きな声で言ったもんだから、
機内中の学生に広まり、姉が機内に入って行ったら、
話したことがない学生にまでに「生ハム買ったの?」と次々声を掛けられ、
自席に着くまでとても恥ずかしかったそうです(笑)
家に着くなり、
「生ハムじゃないもん!
ペーパーナイフで引っかかったんだもん!」
と怒っておりました。(怒るところそこ?(笑))
またもや飛行機の離陸を数分遅らせた姉の生ハム事件は、
卒業するまでS先生の笑いのネタにされ、
8年後・・・
運命の出会いをした私にまで言い伝えられます。
なんと・・・
私が短大1年の古事記・日本書紀の最初の授業の時、
姉がよく話していたS先生と同姓同名の人が、教壇に立っていました。
教えていたのは確か古事記と日本書紀・・・
名前も一緒・・・
眼鏡かけているのも一緒・・・
勇気を出して先生に聞いてみました。
「S先生は昔K短大にいましたか?もしそうなら〇〇(姉)知っていますか?」
そうしたら・・・
「あーーーー!あの生ハムで引っ掛かった〇〇君ね」
としっかり覚えており、
帰りの機内での話を楽しそうにしてくれました。
その後姉を連れて私の短大に行ったのですが、
先生と「生ハムじゃないです!ペーパーナイフです。」
と言い合いをしておりました(笑)
偶然とはいえ、本当にびっくりしました。
さて、この留学の話これでおしまいだと思いますよね?(ニヤッ)
まだ続きます(笑)
それはまた次回にお話ししたいと思います。
内村みゆき