生ハムじゃないってば!

  • 2023.12.6
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姉のカナダ留学の続きです。

 

カナダ留学日程を終え、日本へ帰ってくる日がやってきました。

姉はよっぽどカナダが楽しかったらしく、たくさんお土産を買ってきました。

カナダと言えば『メイプルシロップ』をはじめ、

キーホルダーやぬいぐるみなどそれはもうたくさん…

家族が喜ぶお土産を一生懸命選んで、飛行機に乗るが乗るまで、

お土産を選んでいたそうです。

 

さて、帰りの飛行機への搭乗が始まりました。

次々と学生たちが飛行機へ乗っていきます。

ただし…姉を除いて…

姉の担当の教授であったS先生。自分の担当の学生が一人足りません。

「あれ?〇〇君(姉)は?」

慌てた先生は飛行機の入口まで戻るとCAさんから、

「手荷物検査で女の子が一人引っ掛かっているらしいです。

でももう大丈夫らしいので、先生はお席にお戻りください。」

と言われたそうです。

 

「〇〇君(姉)、生ハムでも買って、手荷物に入れたらしいから、

手荷物検査で引っ掛かっているって(笑)」

と機内で勝手に生ハムと決めつけて大きな声で言ったもんだから、

機内中の学生に広まり、姉が機内に入って行ったら、

話したことがない学生にまでに「生ハム買ったの?」と次々声を掛けられ、

自席に着くまでとても恥ずかしかったそうです(笑)

家に着くなり、

「生ハムじゃないもん!

 ペーパーナイフで引っかかったんだもん!」

と怒っておりました。(怒るところそこ?(笑))

 

またもや飛行機の離陸を数分遅らせた姉の生ハム事件は、

卒業するまでS先生の笑いのネタにされ、

8年後・・・

運命の出会いをした私にまで言い伝えられます。

なんと・・・

私が短大1年の古事記・日本書紀の最初の授業の時、

姉がよく話していたS先生と同姓同名の人が、教壇に立っていました。

教えていたのは確か古事記と日本書紀・・・

名前も一緒・・・

眼鏡かけているのも一緒・・・

勇気を出して先生に聞いてみました。

「S先生は昔K短大にいましたか?もしそうなら〇〇(姉)知っていますか?」

そうしたら・・・

「あーーーー!あの生ハムで引っ掛かった〇〇君ね

としっかり覚えており、

帰りの機内での話を楽しそうにしてくれました。

その後姉を連れて私の短大に行ったのですが、

先生と「生ハムじゃないです!ペーパーナイフです。」

と言い合いをしておりました(笑)

偶然とはいえ、本当にびっくりしました。

 

さて、この留学の話これでおしまいだと思いますよね?(ニヤッ)

まだ続きます(笑)

それはまた次回にお話ししたいと思います。

 

内村みゆき

レターフォーユー