“人”

  • 2016.7.5
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 最近の報道(テレビ・新聞・雑誌・Yahoo・・・)から

 “人”の題名を見て、何だろうと思われたと思います。書きたいことは決まっているのに
題名を何にしていいか迷い“人”にしました。

 “人”-その1 舛添東京都知事。
 舛添知事の事件は皆さんご存じですから、今更書くつもりはありません。書きたいのは
やはり、舛添さんの一連のやったこと、対応、去就は“人”としてどうなのかなー。

 外国の新聞の新しい日本語として「sekoi」が表記されちゃいました。やったことの
セコさはあきれるばかりです。石原慎太郎、猪瀬直樹の後を受けて、オリンピックの開催と
いうビッグイベントを前に、華々しく登場し、言葉がきつく、上から目線でものをいい、
首都 東京を治めるには、これくらいの“人”でなければと思いました。テレビ、新聞の
受け答えも、石原さんや猪瀬さんと同様、、動ずることなく、自信にあふれ、いい感じでした。
 辞表を受けて、都知事の候補者選びが始まったようです。大事な要素が人気、知名度。
実績よりイメージが優先らしいです。青島、石原、猪瀬、舛添の流れで、人気、知名度では
だめ、やはり、人物、実績とはならないようで・・・

 “人”-その2 イギリスの国民投票。
 突然、話はイギリスのEU離脱になります。国民投票直前の予想では、やはり、残留派
が僅かながら優勢の報道でした。しかし、蓋を空けると、離脱が過半数をとり、大騒ぎです。
離脱派の宣伝文句が、嘘だとか、条件付きだったと言われ、もう一度投票のやり直しをしよう
の署名集めが行われているとか・・・

 “人”-その3 トランプ大統領候補
 誰もが予想もしていなかったトランプが共和党の大統領候補になりそうで、こちらも大騒
ぎです。指名選挙の報道では、日本に対する強硬な発言が沢山報道され、私としては、興味
と関心をもって注視してたのですが、まさか、勝ち残るとは思ってもいませんでした。

 “人”の3つは、「選挙」に関わっています。民主主義の根底にある多数決の論理です。
「都知事」「EU離脱」「アメリカ大統領候補」 どれも国にとって、世界にとって大事
な問題です。しかし、大事な問題が人気投票で、好き嫌いで、煽られた言葉で、偏った情
報で決められています。

 “人”が投票し、物事が決められていきます。“人”が多い方に物事が決まります。

 今度の参議院選挙から18歳から選挙権が与えられます。

 投票する人が増えます。「浮動票」が増えます。尖った言葉が人を動かします。面白い方に
人が動きます。言葉の力、文字の力が人を煽動します。

 これからの日本が少し心配です。36歳、34歳、30歳の子供がいます。いままで、政治
の話はしたことがないと思います。でも、今なら、聞いてくれそうな気がします。

 取敢えず、週末は参議院議員選挙に行こうと思います。

奥平泰昌

レターフォーユー