“ウチのかみさん”

  • 2016.10.12
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 デジタルコンプレックス。この言葉も今は聞かれなくなったが、PCなどが本格的に家庭で
使われ始めたとき、よく、使われたフレーズだ。

 自分もPCは多少使っているが、今の若い人に比べれば、デジタルコンプレックスだ。
勿論、携帯は“ガラ携”だし、Inter NetもYAHOO一辺倒。ビデオも最新のブルーレイ
対応だが、番組表を出して、録画するのと、録画したのを観るだけ。ビデオとケーブルテレビ
とテレビの接続もうまく出来てないので、BSを観るのに入力の切り替えをしないといけない。
デジカメは写して、PCにおとして、印刷は出来る。カメラ屋でプリントもできる。

“ウチのかみさん”はIPadを愛用している。しかし、使う範囲は極端に限られている。私と
同じ、YAHOO専門だ。あと、Amazonとゲーム。スマホを使っているが、機能を使うとき、トラ
ブルが発生すると娘頼みで、助けてもらっている。最近まで、ビデオの録画もやろうとしなか
った。

 息子からデジカメをもらった。普段はスマホのカメラで写真を楽しんでいるが、折角のデジ
カメ、友人との外国旅行で使ったらしい。友人にプリントして送ってあげようと、カメラ屋に
行くことにした。娘からどう説明を受けたのかはわからないが、メディアの入っているカバーを
開けて、メディアを持ってカメラ屋に行き、印刷したいんですけど、教えてもらえますかと頼ん
だらしい。

 “ウチのかみさん”は手のひらにメディアをのせて差し出した。それを見て、カメラ屋のおじ
さんが「申し訳ありません、それは、バッテリーです。」と言って、にこっと笑ったそうです。

 家に帰り、その話を聞いて、爆笑しました。

 デジカメのメディアの入っているフタを開けて、中をみると、メディアは薄いので判りづらい。
カミさんが間違えるのも、納得したけど、カメラ屋のおじさんの顔が見たかった。

 次回は“ウチのかみさん”  第二弾 をお送りします。乞うご期待!

奥平泰昌

レターフォーユー