沖縄には2回行ったことがあります。2回ともヨットレースのために行ったので、ホテルとヨット
ハーバーの往復で、観光など全くしていません。“美ら海水族館”は海の上から眺めました。
昨年、8月10日に父が逝去し、一年が経ちました。60歳から始めたスキューバダイビング、
世界の名だたるダイビングスポットを制覇した趣味のスタートが沖縄でした。一周忌を迎え、沖
縄で散骨するために行ってきました
今年は戦後七十年の節目の年でもあり、家族で沖縄の戦跡を少しですが回ってきました。
“ひめゆりの塔” “平和祈念公園” “喜屋武岬”。3ヶ所ですが、気持ちとしては沖縄の
人々にお礼をしないと、の思いでした。子供たちにも、見て欲しいと思ったからです。
丁度、お盆でもあり、終戦記念日も近いことから、どこも混雑しているのかと思っていまし
たが、予想に反して、閑散と静かで、観光客もほとんどなく、意外でした。
沖縄は今や観光の島なのか・・・と改めての感想です。夜の国際通りの賑わいと比較すると、
戦跡の静かさは実態をよく表しています。
当初、リゾートホテルを予約しました。綺麗な海とリゾート気分を味わおうかと思ったの
ですが、費用が高いのと、海へのロケーションはいいのですが、戦跡巡りには不便なので、
那覇市内に宿をとり、リゾートより、戦跡巡りを優先しました。
どこも印象的でしたが、“平和の礎”はイメージと違い、規模の大きさに驚きました。24万
人近い人の名前が刻まれています。沖縄県の方は市町村別に、日本人は県別に、アメリカ人も含
め外国人も。24万に近い人が数カ月の間に命を落としました。
今回は88歳の母がいたので、動き回れず、3ヶ所でしたが、もう一度、ゆっくり、沖縄を旅し、70年前に何があったのか、知っておきたいと思いました。
観光としては“美ら海水族館”に行きました。ジンベイ鮫が3匹悠々と泳いでいる姿は、噂に
違わず勇壮で、水槽の前で座り込み、見惚れていました。名古屋港水族館の水槽も大きいと思っ
てましたが、ジンベイ鮫3匹の迫力は別物でした。家族も感動し、午後3時の給餌を見たいと言
ったので、イルカショーをはじめ、ゆっくり館内の散策をたのしんできました。
いつ行けるか判りませんが、機会があればもう一度行きたい“沖縄”でした。
奥平泰昌